南関東は桜開花宣言したら曇天が続き、花見に酔うにはいまいちの感が付きまといました。
そんな中、今日4/4日は絶好の花見日和。が近くの桜は葉桜に、でいっそのこと移動してしまいましょう!
という訳で…、岩殿山に決定!そして予想的中、大いに愉しめました。
登山口は畑倉口のみでした。今の自分には稚児落とし経由は無理とし、山頂にピストンのみ。実際、それだけで息切れしたのですから。
時刻は11時頃、奥多摩湖に抜けてみましょう。R139を使えば上手くつなげられる、そして予想以上に楽勝でした。
以前利用していた当時と比べ路が広がりトンネルができ、特に松姫峠がトンネル化して快適と感じさせる程でした。
そして、大月から松姫温泉途中に広がる桜咲く山村風景がたまらなく郷愁を感じさせて、心に残りました。
湖畔駐車場に車を寄せてさくら公園を一巡り、何度見ても見飽きないですね。
ここでのんびりと遅めのランチ、渋滞を見越して早めの¥に帰路に付きました。(4/4)
     
岩殿山  
     
岩殿山ふれあい広場  
     
奥多摩湖  
六日目
帰路に小豆島経由を選択、小豆島フェリーの高松港~土庄港~国民宿舎小豆島~福田港~姫路港のスルー切符を購入、少しバタバタしたけど何とかフェリーに乗船することが出来ました。
最初に向かう場所は「二十四の瞳映画村」でした。
そして次に寒霞渓に。見るからに火山角礫岩層がむき出しで見えている。成り立ちは花崗岩類が基盤となり、その上に瀬戸内火山岩類が堆積し、その後の浸食で形成されたとか、ケーブルカー5分間の景観です。
お土産探しにマルキン醤油も覗いてみました。醤油ソフト、美味しかったです。
宿に帰っての瀬戸内の夕景を見ながらの夕食、好天の性もあり昨日にまして豪華でありました。満足満足!
翌日、離れがたくおもいつつも、先ずは奈良へ、そして千葉へと進路を向けたのでした。(3/19)
   
 小豆島フェリー 二十四の瞳映画村 
     
寒霞渓  
     
城山さくら公園  国民宿舎小豆島からの夕景 
五日目 
まずは前日の工程で訪れるはずっだった「祖谷のかずら橋」へ。なかなかスリル満点の橋でありました。
更に落合集落まで足を延ばすつもりだったのですが、昨日の失敗に怖気づいてしまって無難に大歩危小歩危を経由して満濃池へのルートを選んでしまいました。
何の変哲もない貯水池なのですが、1200年前に空海さんが考案し今も使われている仕組みを受け継いでいるという「ため池」、受け継がれてきた時代、受け継いできた人々に想いを馳せてしまいました。
次に空海さん繋がりで善通寺へ。
ちょうど今年は生誕1250年祭、やや早いけどお参り出来たことに感謝です。
そして本日の宿、休暇村讃岐五色台へ。
瀬戸内の夕景を堪能しながらの夕食、贅沢をさせていただきました。(3/18)
     
祖谷のかずら橋   
     
満濃池  神野寺 
     
 涅槃桜 善通寺・金堂と五重塔  大楠 
     
  休暇村讃岐五色台から
四日目 
和歌山港3月17日08:25発南海フェリー乗船、これが本日既定行程、徳島港まで2.1時間の船旅です。
ナビターゲットはホテル祖谷温泉、そう、念願かなってゲットしました。
四国三郎吉野川にそってR192を西上、やはり案の定「うだつの町並み脇町」に寄ってしまいます。
ここでランチ、その後祖谷渓へ。がここからのルート取りが問題でした。
R438からR439をつなげたほうが近道と考えてしまったのです。山登りから遠ざかりボケてしまっておりました。
剣山は1954㍍の山、登山口見ノ越も1400㍍以上、冬季通行止め、それを失念しておりました。
愚かにも見ノ越まで辿り着いて祖谷に抜けられない事確認、そして元来た道を引き返したのです。
山はまだ残雪あり、その上ガスって難儀な帰り道でした。(車は四駆仕様で冬タイヤ着装)
そんな訳で、余裕のよっちゃんでの到着火灯し頃の17時頃、宿に着いたのでした。早速ケーブルカーで谷底の露天風呂へ。
39度とぬるめだが長く浸かって居られる。中央構造線のど真ん中、湧出するマグマの恵みに有難さと怖れを感じずにはいられません。
そして夕餉、アメゴの塩焼き、ジビエ料理と堪能と予想通りの旅となりました。(3/17)
     
 和歌山港  うだつの町並み脇町  
     
ホテル祖谷温泉にて  
三日目
本日、先ず立ち寄って見たいのは「お土居」、バスで玄琢下(大宮土居町)に向かいます。
秀吉が築いた聚楽第を中心に据えた都城を守る土塁言うべきなのでしょう。
秀吉の夢の跡が、眼前の土塁跡なのです。やや感傷的想いに浸ってみました。
そこから南下、今宮神社に寄って見ましょう。国津神系の神々を祀り、賽の神、疫病神の総鎮守のような所ですね。
残念なのは、門前のあぶり餅の茶屋が「一和」「かざりや」二軒とも閉まっていた事、お腹を空けておいて来たのに。
大徳寺に向かいましょう。

まず、聚光院。国宝 狩野永徳・松栄筆本堂障壁画を拝見、「モナリザ」の返礼にフランスに貸し出されたそうな。
もう一点、書院に千住博筆、障壁画「滝」を拝見、眼福に浴しこの上なき良き心地でした。
次に信長の供養塔のある総見院へ。秀吉が創建した信長の菩提寺、本堂の「織田信長座像」が印象的。
利休から秀吉に伝えられたと言うワビスケがあったり、清正が朝鮮から持ち帰った石を井筒にした掘り抜き井戸、その石積が穴太積みであるとか、興味津々、楽しかったです。
最後に芳春院へ。
前田利家の妻まつ(芳春院)が創建した前田家の菩提寺、「呑湖閣」が秀逸、画になります。
以前訪れた時の庭の桔梗を鮮明に覚えているけれど、季節は初秋だったのだろうか。
兎も角、京都はここまで、奈良に戻って友と四国へ、旅は続きます。(3/16)
     
お土居  今宮神社門前 
     
聚光院  
     
 総見院の侘助(利休から秀吉へ) 往時のままの穴太積の井戸   信長父子の供養塔
     
芳春院  
二日目
今日はお上りさんらしく観光バスツアーに身を委ねましょう。
それは「弘法大師御誕生1250年」密教美術の宝庫・東寺と醍醐寺を訪ねて。
先ず東寺、空海さんの立体曼荼羅に浸りにきました、という感じです。
ソメイヨシノにはやや早いけど早咲きの避寒桜系が咲いて塔と良い具合、思わずファインダーを向けてしまいます。「はり清」で食事して醍醐寺へ。「三宝院」「理性院」と周ります。
醍醐寺と言えば桜、やはり桜の季節に来たかった、1、2輪程ほころんではいたのですが…残念!
とは言え三宝院の庭は見事、そして目玉は理性院でしょう。別格本山の塔頭で本堂内の厨子には80年に一度のご開帳の秘仏・大元帥明王座像が祀られている。「御撫物(みなでもの)」を御加持して国家安寧を祈る修法とか、クワバラクワバラ、スルーする事に致します。
 客殿の障壁画は狩野探幽若き日の作とか、唯一撮影OKの場所、撮ってまいりました。
16時、京都駅到着、6時間のバスツアーでしたが、愉しめました。珠には良いものですね。(3/15)
     
東寺五重塔  
     
三宝院庭園  理性院客殿(狩野探幽)
2023年の誠に遅き発進です。
山は少しどころか
今日ここに至っては、はるか彼方に遠ざかってしまいました。
こんなはずでは無かったのですが、そしてまだ直ぐに回復できると秘かに妄想しているのですが、それは老いの戯言なのかもしれません。
と、現状を告白しておいて、今年度最初の大イベント、「四国祖谷渓&小豆島
気まま旅を、そんな私のささやかな一歩として記そうと思います。
 恒例の東大寺お水取り精進落とし今年度企画の顛末がその実態、始まり始まり~…
その手始めに久方ぶりに京都に立ち寄って見ることにしました。折しも「冬の京都」も最終週、見過ごしはできません。
下鴨旧三井家別邸の三階望楼の公開が3月14日まで、ぎりぎりセーフ、ネットで11時を予約、それまでの時間二条城庭園を一巡り、
のんびりはできません!あわててタクシーを使って、これまたぎりぎりセーフ、全面ガラス張りの望楼から比叡山も左大文字も楽しむことが出来ました。その家屋もシンプルにして勢を贅沢、見ごたえがありました。
 下鴨神社にもお参りして行きましょう。最後は無鄰菴へ。ただ、山県有朋となるとちょっと生々しくなって、やや引きます…。
第一日目はこのくらいにしておきましょう。(3/14)
二条城 
旧三井家別邸  
三階望楼にて  
     
下鴨神社  
     
無鄰菴
 
  2023年