直線上に配置

2009年2008年2007年2006年
2005年2004年2003年2002年2001年2000年

今年最後の山を何処のしようか思案顔、やはり富士山のご尊顔を拝んで締めにする事に。
で、富士見の場所として箱根を選定!大涌谷から神山~駒ヶ岳と周回する予定に。
箱根は名うての混雑場所。ならば日の出とともに登りお昼頃降りて帰途に着けば渋滞をクリアできると予想。
朝4時起きで東名に、6時過ぎには箱根エリア内に入る。道は霜がおりてる程度で凍結は無し。
もっとも、ここ最近の寒波襲来で冬タイヤには既に交換済みなので余裕を持ちつつ慎重に大涌谷駐車場へ。
8時からの駐車場開錠にやや慌てたが隣のコイン開閉バー式が使え(こちらは6時より使用可)一安心。
そして眼前には朝焼けの富士山!第一目的達成と言った感。一通りその姿をデジカメに納めて、トイレもすませ準備OK!
ゲートが開いていたので正面突破、噴煙地を通り抜ける。ただ、やはり心地よくない。足早に通り過ぎ高度をあげる。
分岐まで辿り着いて一安心、ヒメシャラ、アセビの多い樹林帯をゆっくり歩を進める。冠ヶ岳に立ち寄り神山へ。
一等三角点と天照皇太神の板碑を確認、「岩鞍でもあれば最高なのだけれど」と勝手に思ったりもする。
展望がないとやはり、ゆっくりできない。そそくさと駒ケ岳に向う。急降下のえぐれた道、登山客の多さを象徴しているようだ。
遠くからアナンス音が聞こえるロープウェー頂上駅に。芦ノ湖が眼下に見える。海賊船が走ってる。そして富士山。人気があるはずである。
箱根元宮神社にお参りして展望を愉しむ。ロープウェーからは観光客がぞくぞく、そんな賑わいを愛でるのも、箱根山行の愉しみの一つなのかもと自己納得。
展望を満喫したら富士山にさよなら、下山へ。防ヶ沢分岐から「お中道」を通って早雲山駅へ。
途中、早雲山分岐でランチ、後は一気に早雲山駅まで。そして820円を出費して大涌谷の展望を楽しむ。
帰路についた2時頃、駐車場に入りきれない車が姥子辺りまで数珠繋ぎ、ZIOめはひとり、ほくそえんで、ハンドルを握るのでありました。(12/27)
寒波、到来!日本海側は大雪とか。直ぐさま冬モード、雪モードに移行すればいいのだが、なかなか。
温暖モードに浸っている南関東の住民にとっては、気合が必要のよう。そこで、日和って、またまた奥武蔵の山に。
名郷バス停~鳥首峠~有馬山(タタラの頭)蕨山~名郷バス停の周回コースを選択。
やはり印象的だったのは石灰石採掘所とその上にある白石地区の廃村だろう。
撮影ポイントと思う気持ちが不謹慎と感じつつ、尚シャッターを押してしまう節操の無さに、何時もながら呆れてしまう。
鳥首峠に出てしまえば展望を愉しみながらの路、冬枯れの今の季節こそ最適かもしれない。
特に秩父側が良く拓け両神山を終始望みながらの愉しい尾根歩きとなる。
雲取に繋がる奥多摩の山並みを、行ったところ、行ってない所と反芻しながら見るのも、なかなか、いいものである。
さすがに富士山はその山並みに隠れて見ることができなかった替わり、浅間山が白き峰を覗かせてくれ、アクセント付けてくれました。
滝入りの頭付近では伐採作業が行われていて、山に張ったワイヤーロープでの搬出作業を暫く見入っていました。
タタラの頭でランチタイム、誰にも行き逢わず、三角点をコーヒーカップ置き場にして、心行くまでホットコーヒーを味わって飲んできました。
今日は風呂無で早めに帰る事に。スキー客の渋滞に巻き込まれたら大変ですから。(12/23)
三つドッケ 両神山 浅間山
タタラの頭でランチタイム
足早に低気圧が夜半、通り過ぎる。翌日は快晴、好展望が予想される。
この誘惑に背を向けるは到底無理、精神衛生上も宜しくない。それで新雪を頂いた山を展望できる山という条件で榛名・掃部ヶ岳を選定。
まだ冬タイヤに履き替えていないのが気がかりだったけど暖冬気味、四駆で慎重に行けば大丈夫と予測。
南面から登って行くので榛名湖まで無事到着。ただ、日陰部分は凍結、これからは、もう許されないであろう。
湖畔の宿公園から直接、尾根に取り付き、頂上を目指す。
標高差350㍍位のいっき登り、滑りやすい木の葉路、ササ漕ぎ、トラロープの岩場も1っ箇所、けっこうタフなコースでした。
足下に、前夜の薄っすらとした雪と、木々に付着して今朝溶け落ちたばかりの氷片を踏み、その心地よさを感じながら頂上に。
予想通りの展望に飛び出し感激。浅間が見え、八ヶ岳が広がり、秩父の山並みも、その上に富士の頭が。
振り返れば、木の間越しに眼下に榛名湖と谷川連峰を見ることができ、幸い風も無く、他人もいない。
ザックを降ろしコンロを取り出すと、もう、「まったり」モードにスイッチ・オン。きょうは、せかせか歩くのを止めにする事に。
朝食みたいな昼食をとって、しばし陶然。そのうち二人、一人と登ってくるのを機に腰を上げる。
下りは国民宿舎に続く道を。こちらは懇切丁寧な階段の道、楽々と午前中に降りてしまって、さて、どうする。
今日の気分は山は終い、そこで旧倉淵村の道祖神を訪ね歩く事に。
天満宮~下タ村~東善寺~熊久保~落合と巡り、相間川温泉に入って帰ってきました。
いいお湯で、愉しい一日の締めくくりとなりました。(12/06)
下タ村 熊久保 落合
十二月の山はどの辺りにしようかなとネットサーフィン、「まきまき」さん情報、鬼石の桜山の冬桜が見頃とか。
ならば、そこを起点に手頃な山をと探してと父不見山を選択。
外環、関越を深夜料金で乗り継いで、ちょうど夜明け頃の6時過ぎに桜山駐車場へ。(さすがに誰も居ず無料駐車、係員が来る頃には出立)
ちょっと盛りは過ぎた感もあるけど、やはり見事な桜景色、選択の正しさに自己満足!
一時間程逍遥、朝日を浴びていい感じなのだが、撮り切れず。気を取り直して父不見山に向う。
小平地区まではスムーズに辿り着けたが、そこから登山口を探して右往左往、林道坂丸線脇に登り口を見つけ、そこからスタートする事に。
850㍍付近で左に伸びる道が!枯れ木が遮断して直進を指示しているのだが、テープがいっぱい付いているので誘われてみる事に。
鹿の足跡のみが強く残るが以前使われていたと思われる道が父不見山方向を目指して細々と続く。
道が崩れた枯れ沢を二つ渡ると道は消滅、父不見山直下の尾根筋に取り付き、登りきると県界尾根の縦走路、ピークは直ぐ其処に。
今日は無風快晴、木々がやや展望を妨げるが、御荷鉾の山並みがしっかりと見える。
ここでランチタイム。こんな日にはやや役不足か、秩父側からも誰も登ってこない。でもこんな山がZIOめは好きです。
小一時間、マッタリして下りる事に。今度は登山道をしっかりトレースして長久保の頭を通り、坂丸峠から往路に合流、帰途につきました。
県道71号線で秩父側に抜け山村風景を愛でながら帰ってきました。(12/02)
桜山より父不見山を望む
山頂直下の北尾根 父不見山山頂 二子山、後ろに両神山
戸倉三山の市道山から真正面に見える金毘羅尾根、山岳耐久レースのコースでもあるこの尾根に前回、お呼びがかかり、行って見る事に。
取あえず琴平神社経由の日の出山まで、後は天気しだいで、という事で。
確かに鳥居をくぐって登山開始?!(青梅の着物博物館裏より)
琴平神社にお参りし、三室山に立ち寄り、梅ノ木峠で林道を渡り、日の出山に。
今日は絶好の行楽日和(15日)、抜群の展望、奥多摩の山は勿論、白く光っているのは東京湾、高層ビルも見て取れる。
そして、何よりも山越しに白い頭だけ出した富士山が!未だ10時前、大岳山まで行くしかないでしょう!といつもの一人合点。
ピストン10時間の覚悟で休憩もそこそこに切り上げ出発進行。まず御岳神社にお参りして。
日曜日の好天、参道は老若男女で大賑い。ちょうどモミジの色付きも素晴らしく、まるで、お参りのご利益のよう。
そして大岳山へ。帰り行程も考慮して奥の院越えはパス。巻き道の紅葉が陽射し映え、大いに愉しませてくれる。
山頂は、それこそ大賑い。人の集まる所に寄り付かなかった所為もあるけど、久しぶり。
それより、ともかく、誘いを掛けた富士山がクッキリ。大満足である。スペースを見つけて、今日のランチ「赤いきつね」、おかずは富士山である。
十分満喫したら長居は無用、12時には下山開始、さすが人気の山、後から後からパーティを組んで登って来る。
まずは日の出山まで、結構早め歩くも、何人にも抜かされる。さすがトレイルランナーのメッカである。
日の出山で水分補給がてらのお茶をして、一路金毘羅山を目指す。
陽の落ちないうちにと思い麻生山もパス、立派な社殿の琴平神社に(?)。沈む夕日と競争して来たけど、ちょっと足りなかったよう。軽くお礼を言って街へ。
何処の街?五日市の街に!時刻は17時
ハッハッハ!!大きな思い込みしていたようです。琴平神社がらみで、それも計画段階から!
タクシー代3000円也を奮発して、元の街へ。そして帰って参りました。チャンチャン。(11/15)
朝もや立つ梅郷 光る東京湾 大岳山を望む、左手に富士の頭が
日の出山より丹沢方面 御岳神社越しに酉谷・雲取方面 大岳山より富士山
御岳神社の賑わい ピクニック天国平尾平 秀麗富士
天気予報は明日(11日)より雨、だいぶ長く続いたお天気も、そろそろお別れとか。
ならば、残された今日しかない、山に行く時!そこで何処に?と考える。
ここの所、汗と共に、冷や汗をかきながらの山行が多かったので、コース取りに苦労しないで暢気に歩こうと戸倉三山周回を企画する。
車だと、どうしてもまず第一に考えなければいけないのが駐車場、下元郷の村営駐車場に。
(但し書きに、トイレ使用者のみとあったけど、捜しても他に見当たらないし、平日だし許される範囲かなと勝手に判断)
そう言えば、去年の春、光厳寺のと掛けて刈寄山に寄って以来、臼杵山・市道山は気になっていた山だけに、今日はその思いを晴らせる。
駐車場の少し先に登山口の標識、即尾根道に取り付く道となる。
植林の中、高度を上げる。途中テレビ中継アンテナを2ヵ所越していく。名残の紅葉も楽しめるかなという目論見は植林が多い地域だけに無理そう。
でも、臼杵神社で5月の神事の幟を見て何故かホッとする。心豊かに里の山を歩く気分に。
市道山付近では、ちょうど伐採作業中、人々の日常作業を垣間見ながら山を歩く贅沢さを、そっと噛み締める。
北東方面が開けていて気持ちよく、ここで休憩一服することに。
市道山を下ると直ぐ陣馬山へのつり尾根の分岐に。山岳耐久レース11.7㌔ポイントの標識に「そうか、そうかこのルートか」とひとり納得。
あとはひたすら刈寄山を目指すだけ。トッキリ場まで来ると、きょうの行程の目鼻もやっと付いてくる。
入山峠でモトクロスの若者とすれ違って刈寄山へ。生憎の天気の下り坂、展望はあまりよろしくない。
今熊山に行かず沢戸橋方面へ。荒れているかなとの不安も杞憂、しっかりとした道を辿る事ができ、刈寄林道に合流。
林道終点の鉱山、今やってないのかしら。
途中立派なログハウスが現れたら、港区の厚生施設とか、あまり面白味のない場所、修養施設のよう。
でも、裏山に新しい道を作って、ちょっと辿ってみたい気分に。
沢戸橋に出たら下元郷まで約6㎞、一時間半、交通量の多い檜原街道をテクテク、これが一番疲れました。
ただ、秋川渓谷沿いの紅葉は綺麗でした。広徳寺の公孫樹も見頃だろうけど今回はパス。(11/10)
臼杵神社 市道山より刈寄山、金毘羅山方面 伐採作業と臼杵山
採掘施設跡 港区環境学習施設付近
今回も奥多摩絡み、秩父側から酉谷山を目指す魂胆。
なれど、端から失態、朝寝坊で一時間以上は出遅れ、これでは日の短い時期、無理な長時間行動は避けたいところ。
そこで、取あえず熊倉山まで、後は様子を見てと言う事に。
以前、学童保育の引率で来た様な気がするのだが、はて?こんな厳しい所に子供たちを連れてきたかしら?
ともかく、城山コースの林道に車を停めて、いざ出発!順調に歩を進め、10時頃には山頂に到着。
もう少し足を延ばしてみる事に。1451㍍ピークでランチタイムに。木立が邪魔するものの、西方面が開け、秩父の山並みが見て取れる。
両神が甲武信が白石山が。きょうはここまで!と決める。そうとなれば、ゆっくりコーヒーでも味わう事に。
小一時間休憩して帰る事に。帰り尾根路を外すも、時間はたっぷりと読んで、辿ってみる。
これが失敗、大いに難渋。秩父林道に降りたった時には4時近く、林道歩きで陽が暮れてしまう。
ここは、贅沢をして温泉旅館に泊る事に。城山登山口前の「みやこ旅館」に一夜の宿を借りたのでありました。
いいお湯でした。山も独り占めだったけど、お風呂も独り占め、思わぬ至福の刻を過ごす事が出来ました。
もちろん、朝は朝風呂を頂き、朝食を部屋でゆったりとって、城山を直登、無事、愛車にご対面!できたのでありました。(11/04)
白岩山等秩父の山並 木の間越しの両神山 木の間越しの甲武信山
登り残しは気に係るもの、やはりタワ尾根を詰めてタワ尾根の頭まで行ってみたい欲求がムラムラ!
ならば、その気持ちが失せないうちにと、再び日原へ。
今日は少々冒険して見ようと、次の行程を組む。
八丁橋~オロセ尾根~篶坂ノ丸~ウトウの頭~タワ尾根の頭~梯子坂のクビレ~水松沢~孫惣谷林道~八丁橋
若干不安もあるが実際割りと歩かれているし、今回は基本ポイントを前もって打ち込んだGPSを携帯、後は感と度胸で、出発!
オロセ尾根は巡視路を忠実に辿っていく。途中巡視路と別れ尾根道に取り付く地点を間違えるも、ネットで「金森」さんや「komado」さんの情報をよく読みこんでいたので、心急くことなく、直登ルートに合流、篶坂ノ丸に飛び出す。
木々は大分葉を落とし青空が透けて見える。たった四日で随分替わるものである。
今日はここから本番、ウトウノ頭を目指す。そこは木立の中の三角点、あの手作りの標識が何処にも見当たらない!!何か足りない気分。
更に、上に。タワ尾根上部に取り付く。ここで突然左手から運搬用モノレールが立ち現れ尾根上部へと続いている。誠に興ざめ、無粋である。
まぁ、こちらこそ勝手に歩いている訳で、感慨はそこまでとする。縦走路に出、分岐は「ここか」と確認、そのまま突っ切って、タワ尾根ノ頭へ。
標識点の所でランチタイムに。時間は11時、取り付き点で7時、四時間掛かった事に。
30分程して、下山へ。梯子坂のクビレまでは先日(21日)歩いた路、比較しながら、暢気に歩を進める。
年配の女性単独行者とすれ違う、荷からして、雲取の小屋泊まりだろう。今日、出会ったのはこの一人だけ。
分岐に注意書きが、心して下り始める。僅かに路は辿れる。下るにつれ、輝くばかりの紅葉が眼に飛び込んでくる。尾根とは対照的である。
水源部分に立ち至る。まず、水を移し替え、家へのお土産とする。滝が現れ、桂の大木を鑑賞。
ここからは路探し、ゆっくり下りつつ、両岸を注意深く観察、左手に巻く道を見つけ、其処を辿る事に。
谷から、どんどん離れて巻いていくも、気長に歩を進める。やがて採石場正面に回りこむ。道路も見えたので、一気に高度を下げる。
回り込むのが面倒になり、無謀に採石場作業道路に降り立ち、その様を見学しながら、孫惣谷林道へ。
途中、叱られるかなと、ドキドキ、人と出会う事無く、通り過ぎる事が出来ました。
孫惣谷林道脇も紅葉真っ盛り、愉しみながら八丁橋まで戻ってきました。(10/28)
篶坂ノ丸 ウトウノ頭 タワ尾根の頭
紅葉の見頃は、とても短い、危ういもの。もしかして花よりも早いかも、と思わせる彩の移ろい。
そして、陽の光が、何よりも重要なファクターでもある。
明日の天気は晴れ!なら、きょうも行くしかない、日原へ、
という訳で、ピークは取あえず置いといて、あの、噂の「金袋山のミズナラ」を見に行く事に。
一石神社前に車を停め、一石神社より猪突猛進、裏から、まっすぐ尾根に取り付く。ざれた急斜面、なかなか手強い。
この道、一石神社の旧参道のようで、今はあまり使われていない様、鍾乳洞への合流分岐で、この道への進入が禁止されていました。
どうりで!もっと楽な道がありました。でも見事なコメツガの大木を見たので、良しです。
後は、ユルユル、愉しい道です。「ミズナラの木」は成る程、遠くからでもわかり、巨体を這わせているように、眼前に立ち現れました。
紅葉はもう一寸先のよう、何枚かモデルになってもらうも、イマイチ。テンナンショウの赤い実とのツーショットも企画倒れ。もう少し奥に。
その辺りから、紅葉の見事な競演が始まる。それに誘い込まれるように奥に奥に、金袋山の標識を見逃し(帰りに確認)、着いたところが篶坂ノ丸
時間は11時過ぎ、きょうはこの辺りで引き返す事に。予報に反し陽射しはないものの、寒くも無く、風の無い穏やかな日。
‘コンデンスミルクたっぷりの熱々コーヒーを紅葉のブナ林で飲む幸せ‘をたっぷり味わって、下山の途につきました。
お猿さんの10匹位のファミリーが鈴の音に即されて尾根を渡っていきました。
帰りは巨樹観察コースを、それこそ楽ちんで下りて来ました。
勿論、森林館にもお立ち寄り、渋滞を考慮して、お風呂はパス、無事愉しい一日を終えたのでありました。(10/25)
目指した山に達して無いと、やはり心残り、今回は先週のリベンジ、と言う事になりました。
コースは東日原~一杯水小屋~蕎麦粒山~天目山~酉谷山~天祖山~東日原と、一杯水避難小屋に泊って、都県尾根辿るもの。
そう言えば、去年酉谷山を目指した折には全くガスの中でした。
町営駐車場(今は無料にしているとか)を6時過ぎ出発、単独行者がもう一人、雲取山に行くのだとか、すばやく先発していきました。
こちらは小屋泊まり、ゆったりと歩き始める。登り始めてすぐ、おばあちゃんが先行している。そして、登山道脇の一番上の家に!
ちょっと話を交わす。朝刊を取りに毎日一時間かけて往復するとの事、何故か感動、同じ道なら帰り寄りたい衝動に駆られました。
今日は天気、紅葉も良さそう、とヨコスズ尾根を快適に登り予測タイムより、やや早めに一杯水避難小屋に到着、ここで一息、菓子パンを食べトイレを済ます。
さて、まずは蕎麦粒山へ。
後ろから大きな声が、伐採の作業に入るとか。ご苦労様と声をかける。
尾根筋はブナやイタヤカエデの黄葉がまず目を引く、そして真紅から橙までいろんな変化を見せるカエデ類がそれに加わる。全く愉しい路である。
仙元峠辺りがいい感じ、蕎麦粒山で日向沢の峰を見やる。何故か其処まで行く気が萎えてしまい、前進停止。しばし、そこでボンヤリ。
帰りは、都県尾根を忠実になぞり、三つドッケに。やや霞がかっているものの、大岳山から雲取山まで奥多摩の山々を見渡し、きようの締めとする。
時刻はまだ14時、まだ陽は高いけど、贅沢を!缶ビール500ml取り出し、鯖の味噌煮で一杯、タマリマセン!
極上の時間を過ごすも、ちょいと寂しい。ビールがあと5本位欲しい。山仕事をしていた人達が帰ってゆく。(あの人達、どこから下の林道に降りるのだろう?)
残るは私と森の動物だけ、早々にシートを敷き寝袋を拡げ準備完了。後は寝るだけ、久々にラジヲをお供に、「きらきら」から「かき~ん」まで聞いてしまう。
温度は5度C、用意はしてきたので寒くなかったけど、床は固いし昂奮気味、うつらうつらで、2時ごろトイレへ。
鹿さんでも傍にいないか用心して戸外に、見上げる空は満天の星、確か流星群がやって来てなかったけ?分からずじまいで、亦寝袋へ。
2日目は長帳場、そそくさと食事を済ませ、6時には小屋立ち、ハンギョウ尾根あたりで富士山を目にし、今日も良しと、エンジン全開、前へ前へ。
七跳山辺りでイタヤカエデを周囲を圧倒、なれど陽射しが入らない為、なんとも残念、画像はいま一つも、二つも。
避難小屋を見下ろしながら酉谷山に。ここでも展望を愉しみ、微かな富士山を追い、青空に映るマユミの赤い実を、眼に映しこみ、更に前に進む。
行福ノタオあたりで、今日のハイライト、ブナの黄金色の空間が待ち受けていました。ただただ昂奮、シャッターを押し続けてしまいました。(その付けはすぐに)
そんなこんなで、ハイテンションで天祖山直下のブナ林まで辿り着いた所で、前進鈍化、シャリバテのよう。
天祖山神社で昼食を急遽、変更。ブナの根元でクッキーを流し込む。元気回復、10分遅れで神社に。しっかりお参り、後は降りるだけ。
ただ、ここでデジカメの容量オーバーの表示!ここからも素晴らしい光景が展開したのに、残念!ただひたすら降りてきました。チャンチャン(10/20.21)
一杯水避難小屋 蕎麦粒山 三ツドッケを望む
大岳山中心に奥多摩の山々 タワ尾根の後ろに雲取山に繋がる稜線
そろそろ奥多摩周辺の山々にも紅葉が下って居るかしらんと思い名栗湖まで車を走らせる。
いろいろコースが考えられるけど、有馬山~蕨山周遊は時間がきつそう。
取あえず棒ノ折山を目指し、そこから日向沢ノ峰(うら)を目指し蕎麦粒山までいけるかどうか、12時を引き返す目安に6時、白谷沢登山口を出発。
今日は天気が安定しているので山と戯れる気持ちで入山、藤懸けノ滝辺りからマイナールートを見つけ、そちらを辿って見ることに。
僅かな踏み跡と赤テープを辿り悪戦苦闘、小一時間かけて真上の登山道にたどり着く。この時点で蕎麦粒山は無理かなと思う。
棒ノ折山は霞がかって上州の山々見えなかったけれど、武甲山から続く比企丘陵の山々を見渡せ、いい気持ちに。
山頂のヤマサグラはやっと紅葉しかけ、1000㍍以上でないと紅葉前線に遭遇しないようである。
一服して先に進む事に。杉林の植林帯多く暗く単調なる登り下りに、ややゲンナリ。
でも、植林帯を抜ければ愉しい広葉樹林帯、先の台風の為か枯れ葉が一杯、そしてドングリが一杯、今年は山の木の実は豊作かな?豊作であって!
東京電力の鉄塔辺りで、シャリバテ?ランチタイムに。日向沢の峰が大きく見える。紅葉もいい感じで進んでいるようだ。
さて、エネルギーを補給して再起動、かなりの急斜面である。路も落ち葉に埋もれ、判然としない。
が、たどり着いた長沢背稜と繋がる交差路は穏やかな佇まい。今日のフィナーレに似つかわしく思われ、ここまでとしました。
帰りは往きを反芻しつつ、ガス立ち込める中帰ってきました(100%晴だと思ったのに)。
勿論、滝をゆっくり鑑賞しながら(デジカメ電池切れで写真無し、トホホ)。
「さわらびの湯」にも浸かってきました。30分そこそこの滞在で800円は高い!(10/15)
棒ノ折山 大持山と武甲山を望む 日向沢の峰分岐
ノハラアザミ コウヤボウキ ホウジロ
今年は東北の山が続きます。前々から予約していた新幹線による蔵王温泉のJRの企画に便乗する事に。(ほんとにめずらしい事です!)
主目的は温泉というよりは勿論、山、蔵王熊野岳
滞在まる二日、楽ちん過ぎて、こそばゆいけれど殊には、ということで。
一日目、朝からガス、ガス。ゴンドラも途中で雲の中に消えて行く。それでも、日長、温泉に浸かっているよりはと、出発。
蔵王温泉~ロープウェイ~鳥兜山~ざんげ坂~地蔵山~熊野岳~鳥兜山~沼巡り~スカイケーブル~大露天風呂のコースをひたすら歩く事に。
熊野岳では、やっと杭が確認出来るほどのガス。手の凍えるほどの寒さ、体感5度位に。
避難小屋で熱々の味噌汁を作って宿の握り飯をほうばり、一息入れる。手袋を二重に態勢を整え下山、午後にはガスが上がる予測は大外れでした。
写真も駄目駄目、唯一、露天風呂に感激、今日のストレスを洗い流して、スッキリしてきました。
二日目、スッキリ晴れてないけどガスのかかっていないまずまずの天気、ロープウウェイ山麓線を使って、ダイレクトに地蔵山に。
そして熊野岳に。今日は昨日と大違い、360度の大展望!
まず目に付いたのが月山、右手奥に雲の上に頭を覗かせているのが鳥海山、目を転じて左手に朝日連峰の山並み一際大朝日の鋭鋒が、
そして飯豊連峰の山並みが後ろに控え、90度展開すると吾妻連峰の山並みを容易に捉えることができる。
振り返れば、雁戸山を始めとする北蔵王の山々が神室岳、面白山へと続いている。この感激、昨日あっての今日かもしれない。
でも、今日は感激もその位にして、南蔵王まで行って見ようという魂胆、お釜を横目に、刈田岳までは、観光客の多い道、即ち歩きやすい道である。
問題は刈田岳より屏風岳への下る路、道路に寸断された路は予想外に下る悪路、これは復路の事も考えると、あまり無闇に前進する訳にはいかないぞ、
という訳で杉ヶ峰辺りで引き返す事に。
南蔵王の賭場口でしたが、静かで紅葉が綺麗でいい山でした。今度来るターゲットができました。不忘山(09/29,30)
吾妻連峰 朝日連峰 月山と鳥海山
杉ヶ峰 刈田岳
今年は紅葉が早いとか、ネット上で話題しきり。
そこで、と言うのでもないのだけれど、北東北の山巡りを以前から計画、これはいいタイミングかもと、内心ウキウキ、
休日割引を引っ掛けて23日昼、いざ出立!!
東北の何処へ?今回は、自宅~津軽PA(車中泊)~八甲田~酸ヶ湯~岩木山~乳頭温泉(休暇村)~乳頭山~自宅、
往復1600㌔以上の長帳場、それを3000円程度でクリアできるのだから、苦労は厭いません。
朝はどうしてもガス模様、八甲田山の全容を見ないまま酸ヶ湯の駐車場を出発。地獄湯沢の源頭辺りまでくると、雲の隙間から陽射しが!
同時に黄色を主とした色彩が飛び込んでくる。この瞬間、今回の山行計画の成功が約束されたようでした。
高田大岳の端正な佇まいに目をやりながら木道を行くと左手に八甲田大岳が五色の衣装を纏って立ち現れる。後は登りつめるだけ、50分程で山頂である。
山頂ではまたもやガスが、青森湾が垣間見えたものの360度の展望はお預け。お日様の出を待つ時間の長い事、見切りを付けて証拠写真を撮り下山。
大岳避難小屋で早めのランチタイム。ここでヘリの爆音、遭難?顔を出すと、小屋の脇に着陸、ヘルメット姿の三人、今日は維持、整備の日らしい。
快適に歩いてる登山路がこうして人出を掛け、お金を掛けて保たれていると思うと感ずるところがある。心して歩かねば。
いよいよ今日のハイライト、毛無岱へ。だいぶグズグズした分、ガスが上がり、金色に輝く毛無岱に遭遇、
見返せば八甲田の峰峰が正に五色の袴をミニ纏っている様、筆舌に尽くしがたく、と表現するしかない。
こんなポカポカ秋日和、デッキでコーヒー沸かしてお昼寝タイム、至福の時間をいとしみました。
突如、軍隊が!自衛隊の紅葉見学訓練かな!?10人弱の小隊で4隊程通過していきました。改めて、ここは八甲田と言う事を思い知らされました。
時間はたっぷり、下山後、蔦沼や睡蓮沼を巡ってから、もう一つのイベント、酸ヶ湯温泉に。
評判通りいいお湯でした。食事も美味しかったです。(09/24)
高田大岳 大岳 大岳直下避難小屋
下毛無岱より八甲田山 うっすら、正面に岩手山 南八甲田を望む
下毛無岱
翌朝は岩木山に平行移動。
8合目からの登山は、なんかズルした感じで心痛むけど今日はこれから乳頭温泉(休暇村)まで行かねばならない。岩木山神社からはこの次に
今日も天気良し、早速登る準備に。
お!今日は小学生の軍団、バス2台で乗りつけ大騒ぎで登り始めている。これは追い越し無理、彼らの最後尾をゆっくり行くしかない。
中央小5年というネームプレート、津軽の人の身近な山なんだと実感、でも展望の山だけに岩場の急登、地元の小学生はたいしたものである。
よって、山頂は大賑わい。もう大ランチ大会です。こちらも、それに習ってコンロをセット、コンデンスミルクいりの甘甘コーヒーでランチに参入。
そう、景色は、360度大パノラマでした。霞がかってて遠望に難があったものの日本海が見え満足、昨日登った山も明日登る山もなんとなく見えています。
そして今度は小学生より前に降りることに。降りると、またも自衛隊、こちらは山岳ランで身体を鍛えていました。そう言えば、麓に演習場があったけ。
こちらは、早速車に乗り込んで、一気に南下、乳頭温泉を目指す。ナビによると6時過ぎに到着予定、これは少々急がないと。
高速で鹿角まで行き国道341で八幡平の脇をすり抜けてゆく。紅葉はまだ一寸早い模様、山頂付近が見頃なのだろう。
後生掛温泉、玉川温泉を横目に、なんとか5時頃、休暇村に到着、やれやれである。早速、一風呂、いいお湯である。(09/25)
八合目より 背後に日本海 岩木山神社直下
天気が今一、ハッキリしないものの、雨は無さそう。予定通り乳頭山に行くことに。
黒湯の脇を通り抜け、源泉の湯気が立ち上る一本松沢を詰めて行く。
登りきった1380㍍付近から一挙に展望が広がる。生憎ガスがちで岩手山、秋田駒を見て取れないものの、乳頭山に続く稜線に赤く点々と紅葉が。
八甲田ではブナやイタヤカエデ、ミネカエデの黄色が圧倒していたけれど、
こちらはトドマツだろうかササだろうか、濃い緑の中にサラサドウダンやウラシマツツジの赤が、違った趣を見せていました。
そして、なだらかに登りきると山頂に。成る程、東側は絶壁に!けれど、その下に広がる千沼ヶ原の景観は素晴らしい一語、
側にいた盛岡一高の生徒を引率している先生が、見下ろしながら「よお~く、見てみろ、熊が走れ周ってるのが、見えるから」と話していました。
堪能したら田代平山荘に、そこで今日のランチタイム。池糖に映る山と紅葉を見ながらのコーヒーは格別である。
後は降りるだけ、紅葉したカエデ類を愛でながら、孫六の湯を目指す。
黒湯に浸かって、さぁ~千葉に。8時ごろ、無事到着しました。高速料金、往復3600円の旅でした。(09/26)
一本松沢尾根から 乳頭山岩頭 田代平より
秋の好日、展望と名残の花々を期待して、大菩薩の続き、小金沢山に行く事に。
上日川峠まで車を乗り入れ、石丸峠を目指し、牛奥ノ雁ヶ腹摺山辺りまで行って見ようかな~と言う腹積り。
ところが、予想に反して、なかなか雲が取れてくれない。
富士見山荘でわずかに富士山を垣間見ただけで今回はその姿を見せず、なんだか正に画竜点睛を欠くが如しでした。
そして、花もさっぱり、ただ笹原が目立つのみ、勢いが挫かれ、小金沢山で引き返して来てしまいました。
でも、数少ない花を愛でながら、静かで、ゆったりした山を愉しんできました。もちろん、やまと天目山温泉にも入ってきました。いいお湯です。(09/16)
石丸峠より小金沢山(雨沢ノ頭)を望む 小金沢山頂上 大岳山・三頭山を望む
リンドウ ミヤマノコンギク ハンゴンソウ ゲンノショウコ ウメバチソウ シロヨメナ
タチフウロ タチフウロ タカネイブキボウフウ ジャノメチョウ ヤマトシジミと
ここにきて、大陸の高気圧が勢力が強く、日本列島、晴れ領域に。
これは何んとしても、この頃、遠ざかっている北アルプスに行かねば!と一人合点決め込む。
さて何処に?後立山連峰が後回しになっているので、手始めとしては最適!と、八方尾根から唐松岳に行くことに。
そして定番、高速割引に引っ掛けながら夜引いて走り、松代PAで仮眠、黒菱平に5時過ぎ到着、腹こしらえをし、トイレを済ませ、いざ出発!
しばし登山口を捜す。普段はアクセスはリフトのみの様、と言って8時まで待ってる訳にはいかない。
中央の牧場横断は避けたい。右端に「リフト運行に付き登山路通行禁止」の立て札。ならば今はリフト動いてないジャン、とそこからアタック。
朝日を浴びながらスキー場を登り始める。まず、カライトソウとツリガネニンジン、イワショウブがお出迎え。タムラソウも次々と、まだまだ花は残っているようだ。
八方池山荘からは快適な稜線歩き、左に朝日を浴びた五竜、鹿島槍に気持ちを高ぶらせ、右前方には白馬連山が不帰嶮が迫る。
もう、花と山との組み合わせに夢中!このコース人気な訳、大いに納得。振り返れば雲が多いも北信五岳が見て取れる。
八方池に着いて、正にこのコースのハイライト、逆さ白馬、不帰嶮を見ることが出来、大いに満足。ここで大休止
今回はこの気分を大切に、のんびり登山を心がける事に方針決定!(と言う事は五竜を目指さず、山小屋で生ビールという事かな?)
平日にもかかわらず唐松岳頂上は、それなりに人が。天気は無風快晴、その中に混じって山座同定、これまた山の醍醐味。
なにせ剣岳が真正面に鎮座、立山を望み成る程ここは後立山連峰の一角だと改めて納得。
白馬、五竜を両翼に天空にも昇る気分に。槍の穂先も五竜の肩からちらり。
小一時間のんびりして唐松小屋でランチタイム。天気がいいのに今日はここで沈、なんと豪勢な!キンキンの生ビールを飲むぞ!!
夕べも朝も幸い好天に恵まれデジカメ・シャッター押し捲り、やはり被写体は剣が一番に。
映りこんだか別にして、日の出時の中天に懸かる月と剣とのツーショットは印象的。
そんなこんなで、山を十分に満喫して降りてきました。下山後の温泉は「倉下の湯」に。ここがまた素朴でいいお湯、お薦めです。
帰りは下道で行けるとこ迄、途中「田淵行男記念館」に寄り、モノクロの作品とさっき迄の残像を重ね合わせ、反芻しておりまいした。
因みに、日が陰り始めた甲府で高速に乗り帰って来ました。(09/07,08)
タムラソウと五竜・鹿島槍 八方池に映る白馬連山 唐松岳
唐松の肩に沈む夕日と剣・立山 雲海に浮かぶ白馬連山 唐松岳頂上
ツリガネニンジン シモツケソウ ウメバチソウ ヤマハハコ タカネヤハズハハコ クモマミミナグサ
カライトソウ アキノキリンソウ タムラソウ ホソバノヤマハハコ ハッポウウスユキソウ イワショウブ
ヤマホタルブクロ イワオトギリ ハクサンシャジン ダイモンジソウ マツムシソウ シロヨメナ
ハッポウワレモコウ オヤマリンドウ タテヤマリンドウ ハクサントリカブト オオヒョウタンボクの実 マルバダケブキ
ヨツバシオガマ モミジカラマツ タテヤマウツボグサ ハッポウアザミ イブキボウフウ ミヤマシシウド
台風が房総沿岸をかすめて通過、翌日は台風一過の晴天といかないまでも晴れるかな?と踏んで、谷川岳の展望台、白毛門を目指す。
2時起き2時半出発で土合駅に5時過ぎ到着、5時半スタートと気合を入れる。なにせ急登で名を馳せている場所、何処までいけるか?
予報通りなら次第に晴れるだろうと思いつつ歩を進める。なのに、どんどんガスり雨具を付ける事態に。真っ白の中、ともかく高度を稼ぐ。
松ノ木沢ノ頭に着いても、白毛門に着いても、笠が岳に着いても、天気は悪くなっていくばかり。風が出、着ている物がグショグショ。
気持ちが、ちょっと萎えて方針転換。朝日岳まで足を延ばす事を止めて、避難小屋で早めの昼食をとって、引き返す事に。
小屋でまず、汗と雨で濡れた下着を着替え、お湯を沸かす。
「あかいきつね」と「あんぱん」コンデスミルクのたっぷり入った「ホットコーヒー」はZIOの定番メニュー
やはり、暖かい食事はなにより。体ほっこり、気持ちゆったりに。その内、晴れるかもと思い時間をかける。
でも、回復しそうに無い。「しゃーない、降りるか」。カメラをしまい、スッパツまで付けて完全装備、小屋を後にする。
雨の白毛門通過は気を引き締め、ちょっと下った辺りで、劇的にガスがあがって行く。
眼前の谷川岳が薄っすらと、そして確実に、姿を現していく。そして、天が裂け陽光が射しはじめ、スポットライトで照らすが如く、一の倉沢を射し始める。
おお、この場に立ち会えるなんて!今日の山行は大満足也!
どの位の時間だろう、しばらく佇んでいました。たった一人で。
その余韻を胸に、滑落だけに気をつけて、帰路につきました。(09/01)
谷川三態
往路 復路 白毛門・笠が岳を望む(復路)
松ノ木沢ノ頭 白毛門を見上げる 白毛門 ガスの中の笠が岳 笠が岳ピーク 避難小屋
タチギボウシ ミヤマコゴメグサ イワショウブ エゾリンドウ アキノキリンソウ エゾシオガマ
八幡平を降りてきて、さてどうしようか?泊まる所も決めていない!
もっとも、テント持参、テン場はどこにでもあるのだが、明日行く山は何処に?ずっと見えていた早池峰山に食指が。
そして、持参食料が少ない事を言い訳に、岳集落の民宿にTELしたら宿泊OK!との事、時間は午後4時、やっと方針決定である。
宿でおにぎりを作ってもらって河原の坊へ。コメガモリ沢より直登コースを選択。
早々に樹林帯を抜けると蛇紋岩の岩壁と、それを覆うナンブトウウチソウが出迎えてくれる。そしてナンブトラノオも。ハヤチネウスユキソウは立ち枯れていたものの、それにも勝るとも劣らない景観にZIOめはすっかり感激、締めくくりにふさわしい山となりました。
やはり、下りには嫌なコース、鳥海で捻挫した身、慎重に足を運びました。
山頂は、幸い好天無風、お茶を沸かして宿の手作りのお握りを、ゆっくり愉しみました。今日も遠望は利かず心残りも、贅沢は言えません。
帰りは小田越えで薬師岳見ながらゆっくり下山、愉しい花見登山となりました。薬師岳はパス。
帰りは遠野にちょっと寄って、東和町IC入り口の温泉に入って、半額深夜割引を利用しながら、ゆっくり帰って参りました。(08/26)
タカネトリカブト エゾシオガマ ソバナ シロバナトウウチソウ ミネウスユキソウ ハヤチネウスユキソウ
ナンブトウウチソウ センジュガンビ ナガハキタアザミ ナンブトラノオ イブキジャコウソウ
ウメバチソウ タカネナデシコ キンロバイ カトウハコベ ヒヨドリソウ ツルリンドウ
岩手山を登った翌日は少々軽めにという事で八幡平に行くことに。
さて、どう周ろうか?やはりバスを利用する事に。茶臼岳登山口、14:50のバスがある事を確認して山頂無料Pに車を置く。
時間は9時頃、ちょうど手頃な持ちタイムである。トイレを済ませて石畳を歩き始める。成る程納得、人気あるはずである。歩く事が愉しい。
まず目に付くのが秋の象徴、リンドウ。その眼に染み入るリンドウ色に感激、小躍りして、あっちにこっちに、デジカメ・シャッターを押し捲りでした。
陽射しは強いのに風が涼やか、まさに高原の秋、石畳の路はノアザミの路と替わり、アキノキリンソウの路と化している。
そして、タケシマランやマイズルソウ等の実を愛でられるのも秋の散策の愉しみかもしれない。
展望は遠望が今ひとつだったけれど、岩手山と常時対峙しその肩に早池峰が望め、予想通り愉快な山でありました。(08/25)
ノアザミと八幡沼 畚(もっこ)岳を見渡す 茶臼山から岩手山を望む
ウサギギク ウメバチソウ サワギキョウ シロバナニガナ ナンブタカネアザミ ノアザミ
オヤマリンドウ アキノキリンソウ シロバナトウウチソウ タチギボウシ オトギリソウ
ミヤマヨメナ イブキボウフウ ヤマハハコグサ タケシマランの実 マイズルソウの実 アカモノの実
今年の夏山山行は東北の山を目指す事に。高速1000円均一料金を活かし、まずは岩手山に目標設定!
と言うよりは、実は休暇村網張温泉を確保して置いての予定、天気予報見ながらの行動日程作成、高気圧が張り出してきて、まあまあ良さそう。
で、日曜の夜、一気に東北道を突っ走り、出口手前の滝沢PAで仮眠して馬返し登山口へ。
もう、山は初秋に入っているので花はどうかな?と思いつつ登り始める。
まず眼に付いたのはウメバチソウ、そしてヨメナ、ミヤマカラマ、イブキボウフウ、ハハコグサにウスユキソウと白を基調とした花が目立つ。
クサボタン、ツリガネニンジンもそうした基調の中に。わずかにアキノキリンソウが彩りを添える。
そんな路を花を愛でつつ一歩一歩歩き続けて四時間、8合目避難小屋に。
小屋番さんがコーヒー飲み放題100円で接待、ご馳走になる。さすが御成清水で淹れたコーヒーの味は格別、格好の休息となる。
さて、頂上へ。麓は晴れているのだが、頂上は雲がかかり時折雨、残念ながら展望は利かず、残念。でも、コマクサに変わるイワブクロの群落がお出迎え、
時に全体を垣間見させてくれるガスの気紛れさに付き合いながら、お鉢めぐり、いい心地でした。
8合目避難小屋で昼食を摂りながらマッタリ、今日の宿泊先、網張温泉に浸かるのを愉しみに、せっせと下りに精を出したZIOめでありました。(08/24)
ミヤマホツツジ ハクサンシャジン ツリガネニンジン クサボタン クサボタン(そう果) ヤハズハハコグサ
ミネウスユキソウ ナガハキタアザミ オンタデ ウメバチソウ イワブクロ ミヤマシシウド
そして、二度あることは三度あるで、「大地の芸術祭」に三度目の訪問となりました。
今度は、家庭内行事に組み込んで、前回下見しておいた十日町下条の作品コテージに、三世代で泊まる事に。
それにあわせ「絵本と木の実の美術館」と「あさがお小学校」を周って愉しむ。
帰りに津南に回り、「富山妙子の全仕事展」に出会う。
抑圧され続けている人々への、絶えざる熱いまなざし感動!皇国日本へのアンチテーゼ、「8/15」を過ごしたばかり、
そして、光州事件をとりあげた作品に対峙している今、「金大中」死去という知らせ、その巡り合わせに考えさせられる。(08/19)
芝裕子 清津峡トンネル美術館 青木野枝 旧莇平小学校「
富山妙子の全仕事 行武治美 旧真田小学校
なんと、またまた日を置かずして「大地の芸術祭」へ。
お盆週間に突入して平日でも高速道路1000円割引を利用し、テントを積み込んで出発。
やはり天気は安定せず夜に雨模様、幕営に躊躇、
そこで十日町下条のこの祭りの参加作品でもある「田園の中の異国ing」のコテージに宿泊することに。
ちょいと不思議な感じ。宿泊施設としては、文字どうり穴場!好き嫌いは大いに有り、といった所です。
「千年の湯」に浸かり「小嶋屋本店」で夕食をとり(テントが泣いてます)明日に備えて寝袋でご就寝。
翌日は朝からあっちこっち、前回は松代エリア、なので今回は川西エリア、十日町下條エリアを周って見る事に。なにしろ広いのです。
印象深かったのは、やはりジェームズ・タレルの「光の館」でしょうか、是非宿泊してみたいと思うZIOめでありました。(08/08)
渡辺正範&ARTNETかわにし 旧東下組小学校 (A+D) アンティエ・グメルス
リチャード・ディーコン クロード・レヴェック 旧莇平小学校(日比野克彦)
OUTLAND キドラット・タヒミック 藤原吉志子 光の館 鈴木五郎 野菜餃子(うぶすなの家
不順な天気、なかなか山行の計画が立てにくい。
天気をあまり気にせずに済み、前回(2006年)行って好印象だった、越後妻有アートトリエンナーレに行って見る事に。
まずは、ほくほく線松代駅を目指す。
まつだい「農舞台」に来る事で、前回との連関性がしっかりと認識され、スムーズにその祭り(大地の芸術祭)に入れ、その仕掛けに感心。
前回はバスツアーで主な所を周ったので今回はマイカーで惹かれるままにピックアップしながら周ろうという魂胆、
この企画、大変、なにしろ展示箇所が広い、展示物が多い、なにを目玉にするか選択が一苦労、コースどりも複雑、でも愉しい。
そんなこんなで、オリエンテーリングしている気分で、こんな事でもなければ入り込まない山間地を巡り、棚田に見とれ、村の学校を訪れ、
松之山温泉にも浸かり、十二分に気を発散して来ました。
論評は皆様行って見る事で確かめてください。ZIOめももう一回は行ってみる積りです。(08/03.04)
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/index.html  
イリヤ&エミリア・カバクフ 深川資料館通り商店街協同組合+QrrART 田中信太郎 スラシ・クソンウォン
星峠の棚田 オーストラリアハウス 国安孝昌 山本健史
草間弥生 パスカル・マルティン・タ 倉谷拓朴 コロッケハウス(日大芸) 旧真田小学校
確か、気象庁は関東地方の梅雨明けを宣言したはず?と首を傾げたくなる今日この頃の天気、なかなか遠出の山の計画は立て難い。
今回の連休も野暮用があったりで、20日の海の日(実は知らなかった!)がお出かけ仕様になり、さて、何処に?
で、アクセスの良い三国峠~三国山大源太山に。
朝三時起きで、外環から関越に。
高速道路上では赤城や武尊は良く見えるのに、谷川方面はガスの中、ままよ!雨に会わなければ良しとして、6時半過ぎトンネル口を出発。
稲包山に登った先月は花が少なかったけれど、今回は早速コメツツジがシモツケソウがクガイソウが花を付けていて心躍らせる。
心配していたニッコウキスゲの開花期にも間に合い大いに満足。
とりわけ、花越しに先月登った稲包山を遠望出来てご満悦に、その上には浅間山が顔を覗かせ、その展望は「花丸」付に。
路も木道が整備され、稲包への路とは雲泥の差、ただ上部の瓦礫の急斜面での傾いた木道は、いい気持ちがしない。
大源太山への稜線も花を愛でながら愉しい路、(鬼アザミが多く、痛いのは難点であるけれど)
今日は風も無く穏やかで、山頂でゆっくりとランチタイム、コンデンスミルクいっぱいのコーヒーを頂き幸福感に浸る。谷川連峰の展望も満喫。
帰りに猿ヶ京温泉の「満天星の湯」に浸かって、帰ってきました。(07/20)
シモツケソウ コケモモの実 オオバギボウシ アマドコロ ホソバコゴメグサ ヤマツツジ
ツリガネニンジン クガイソウ ヨツバヒヨドリ ハナニガナ ウツボグサ クルマユリ
羽黒山国民休暇村に泊、霧雨の中、昨日の月山に続き羽黒山参り、国宝三重塔を見物しマッタリ、翌日の鳥海山に備える。
05:30 休暇村を出立、07:30 鉾立到着。今日は梅雨の晴れ間、雲が多めながらも絶好の登山日和に。
正面に本峰を見据えて登山開始。石畳の隙間からスミレさんが「コンニチワ」。雪渓の壁をロープで降りると、そこが賽の河原、
そして、ひと登りで御浜小屋に。
残雪の中にポッカリ開いている鳥海湖が印象的、それを見ながら、ここでしっかりと腹ごしらえ。
月山が全く見えないのは残念だけれど、新山を終始見ながらの稜線散歩は快適この上なし。
その上、ニッコウキスゲに、コイワカガミに、ミヤマキンバイに囲まれての漫歩だからたまらない。
まず、外輪山コースにとりつく。高度を上げるとイワウメが姿を現し始める。絶壁の岩に密集して張り付き大振りの花を咲かせている。
キンバイの黄色と白色の二大競演。それはそれは見事でした。
七高山まで行って、新山へ。直下の雪渓を渡る人が点の様。雪渓上部に降り立ちそのまま新山ピークを目指す。
ピークでUターンするも、路を外し神社裏手にに下山、そのまま千蛇谷雪渓を降りることに。
大雪渓をちょいと不安を隠しつつ、しっかりアイゼンを付けて、ルンルン気分で下る。
朝一輪程しか咲いていなかった御田ヶ原のニッコウキスゲも帰りには二桁の花を付け、嬉しがらせてくれる。
今夜は御浜小屋に投宿、のんびり、スパゲッティ、ミートソース味でも作る事にしよう。
翌日は朝立ちして行く人とは反対に下山、湯殿山に寄り道して、三山巡りを完結して、一路千葉へ、帰って参りました。(07/03・04)
ニッコウキスゲと鳥海山 コイワカガミと新山 鳥海の岩肌に張り付くイワウメ
新山山頂 新山と大物忌神社 七高山
千蛇谷雪渓 新山直下の雪渓を渡る 日本海に沈まんとする夕日
ウゴツクバネウツギ シロバナニガナ ヒメミヤマスミレ ツマトリソウ コイワカガミ ホソバベンケイソウ
ミヤマキンバイ コマノツメ ベニバナイチゴ ホツツジ ハクサンチドリ イワウメ
7月に入ると多くの山で山開き、今年は何処に?
月山が7/1日と聞き及び、即決定!ついでに出羽三山を巡り、鳥海山まで目指そうという欲張りな計画に。
往きに深夜割引を使い、帰りを土曜日に引っ掛ける手立てを考え、6/30日の深夜にGO!
06:30 月山8合目発、天気は決して良くないけれど、明日晴れる保障もないし、なにより今日は山開き、既に多くの人々(信者?)が登り始めている。
弥陀ヶ原では、まずイワイチョウやチングルマがお出迎え、周遊は復路に取っておいて、上を目指す。
まもなく雪渓が現れるも、アイゼンを付けるまでもなく、皆と一諸に渡って行く。
路の両脇には、ハクサンイチゲ、チングルマ、アオノツガザクラ、イワカガミ、ヨツバシオガマ、ハクサンチドリ、ヒナザクラ・・・が眼を愉しませてくれる。
仏生池小屋で一息入れ、更に上に。木道が現れる「もっくら坂」辺りからヒナウスユキソウが姿を見せ嬉しがらせてくれる。
更に、やや長い雪渓ずたいに、月山神社に。狭い神社内は大混雑、雨風も強まり、内側からの汗とで、身体も冷え、ガタガタ。
11時からの神事を待たず、お祓いを受け、お神酒を頂き、早々に山頂を後にしたZIOめでありました。
惜しむらくは、展望が利かず、優美な鳥海山を眺める事が出来なかったけれど、存分に花の山を満喫できた山行でありました。(07/01)
ウラジロヨウラク ハクサンチドリ チングルマ ツマトリソウ イワイチョウ ホソバベンケイソウ
マイズルソウ ヨツバシオガマ アオノツガザクラ ヒナザクラ ハクサンイチゲ ミネウスユキソウ
コマノツメ ツガザクラ コバイケイソウ ミツバオーレン シラネアオイ ゴゼンタチバナ
ウサギギク モウセンゴケ トキソウ ニッコウキスゲ タニウツギ ミヤマキンバイ
またまた梅雨前線との「にらめっこ」、「晴れ」とのご託宣、急いで登山の仕度、登る山未定のまま、まず一歩玄関先を出ることに。
やっつけ、なので、まずアプローチが良くて展望はいい方がいいな、花は?等と頭の中をグルグル、上越国境稲包山に決定!
平標山は今、花盛りのようだけど、敢えて、こちらに。
7:00、三国峠に、車は2台、先行者はいるのかなと思いつつ古の三国峠へ、通過した人々の碑は暫し想いを歴史に「タユトウ」わせてくれる。
さて、稲包山へ、すぐヤブ漕ぎに、あれ、こんなはずでは!ともかく前進、結局最初のピーク、高倉山までは路を外さないよう、緊張しての山行に。
これでは、なかなか皆気軽に入って来れない。(因みに、往復で行きかう人零、ピークで四万よりの人一人)
ただ、送電線付近はよく整備され、峰峰は送電線銀座、東電の力を垣間見た気がしました。
ツツジ、シャクナゲの開花時期の過ぎた今、花の期待は望み薄。
それでもタニウツギとベニサラサドウダンが心和ませてくれました。他にゴゼンタチバナやマイズルソウが、
オニアザミが早くも咲いていて季節の夏への流れを一際印象付けていました。
ともかく展望はまずまず、稜線を涼風に吹かれながら谷川連峰を望み、苗場山から白砂山まで想いを馳せ、独り占めで山を愉しんできました。
この日、前橋30度夏日、2リッターボトルを空にしてしまいました。(06/25)
タニウツギと稲包山     ゴゼンタチバナ 山頂                オニアザミ 平標山を望む    サラサドウダンツツジ
梅雨時6月、晴れ間の少ない日が続く、そんな中、数少ない晴れの予想を信じて、希少種コウシンソウが咲いていると聞く庚申山へ。
ツツジは全体的に終わっていて、深緑の季節、ハルゼミの声のシャワーを浴びながら一の鳥居を潜り抜ける。
江戸期よりの民衆の庚申信仰に根ざした参道、
そこを平成の我々民衆も山登りと言う愉しみを、ともに味わっていると思うと、愉快で神妙な気持ちになってしまう。
文久年間の刻印のある石塚を114丁辿りながら庚申山荘に着く。猿田彦神社跡と庚申山荘ではクリンソウのお出迎え、幸先善し。
クリンソウのお花畑前の鳥居を潜って、さぁ、出発!
クワガタソウ、ヒメウツギ、カラマツソウ‥見ながら高度を上げ岩壁が迫ると雪割草が早くもお目見え、喜び勇むも、撮影となると、{失敗」と言う繰言の連続。
そして、更に上に。鎖場、ハシゴをこなして、今日の最大のハイライト、コウシンソウの咲く岩壁へ。
「気ままさん」「tomoさん」「まきまきさん」のブログから一週間遅れ、心配していた花は?咲いてました!
ユキワリソウとコウシンソウの豪華なハモニー、やはり思いに違わず見事でした。
次の箇所はコウシンソウ、単独で、良く見ないと苔に埋もれてしまいそう。
ただ、苔の剥落が所々進んでおり、自身を含めて加害者としての想いを抱き、悩ましいところです。
さて、ここでもピンボケ撮影が続き、実際、見ることが出来た事を最大の喜びとして、山頂でお昼して、下山したのでありました。(06/19)
    久しぶりに、他人の企画した山行に付いて行く楽ちん登山に参加。行き先は先ず草津白根に。
天気は生憎の小雨、展望は端から無理そう。そのぶん高山植物探しが愉しめそう。
今まで探勝歩道の方は歩いてなかったので一寸ワクワク。
あまり期待していなかったのに、まず喜ばせてくれたのがミネズオウの群落、ハイマツとガンゴウランの中に今の主役は我と、
霧雨の中、コマクサはわずかに蕾をもたげ、その葉に玉のような雫を抱いて珠玉の如し。
2150㍍の最高点に立ち寄って、鏡池方面に。足下にイワウメ、ミツバオウレンが現れ微笑みを誘う。イワカガミはもう少しといった所みたい。
ミネザクラは今が盛り、残雪を背景に映えていい感じでした。(06/06)
翌日は四阿山、根子岳に、昨日とはうって変わっていい天気。
やはり何よりのご馳走、気をよくして菅平牧場駐車場へ。レンゲツツジが咲き始めていて牧場に鮮やかなアクセントをつけていました。
ダケカンバの林に入ってまもなく、カモシカのお出迎え、思わぬサプライズに、皆ちょいと昂奮。
足下にはスズラン、イワカガミ、クルマバソウ、アマドコロ、ミヤマスミレ、ミツバツツジ‥花々が次々とお出迎え。
我々を飽きることなく四阿山頂上へ誘ってくれました。
さすが百名山、頂上は大賑わい、食事の場所確保だけでも一苦労という有様でした。
けれど、少しガスが懸かりつつも展望は確保され浅間をそれに連なる籠ノ登、湯の丸を満喫、そして根子岳へ。
涼風に吹かれて稜線散歩、ピークでの北アルプス展望の醍醐味はお預けになったものの、楽しさ満杯の山行はフィナーレを迎えたのでした。(06/07)
生活のリズムが狂うと体調を崩すもののようで、新型インフルエンザ騒ぎの中、風邪を引いてしまいました。
伊吹にも行って来たばかりだし、どうも病院にもいき難く、10日ばかり、家でじっとしてました。
でも、これからは天気を選べる。
な、訳で晴れた火、水(全く夢のよう)ネットの石楠花情報をもとに秩父、飛龍山に行く事に。
きょうは長丁場が予想され4時には家を出発。スムーズに都内を通過、6時過ぎには丹波の村営無料駐車場に。
登山口まで30分、往復一時間余計歩かなくてならない。なので、ストレッチもそこそこに出発。
サオウラ峠(竿裏と書くらしい)まで頑張って、ここで一服、富士山を確認。更に登り続けるが、次第に息が上がってくる。
病み上がりの所為かなと思いつつ、ヤマガラ、ホトトギス、メボソムシクイ、コマドリ、ツツドリ‥数え切れない位の鳥の声に励まされながらミサカ尾根を辿る。
前飛龍に取り付く岩場辺りからお目当ての石楠花が現れる。イワカガミもまだ健在でした。苦しい息を建て直し花撮影にギアチェンジ。
前飛龍~飛龍間が今が盛りのようでした。
この辺りから、降りてくる人達二人三人とすれ違う。どうも逆コースはいないみたい。
相当へたり気味で、シャリバテかもと、飛龍権現でランチタイムにする事に。
ここで戻って日帰りするか、三条の湯に泊まるか、雲取山荘に泊まるか、三者択一、明日も天気は持ちそうだし雲取山荘を目指す事に。
飛龍山で結構賑やかだった人声も、縦走路に入ったら亦静かに。
その代わり鹿が上を下を駆けずり回り、時折、連れの子への警戒音か奇声を発しZIOを驚かせる。水源地の土砂崩れが問題になっているけど、心配です
遠かった雲取もやっと近づき一安心、明日ピークを通る事にして、巻路に入るが、これが荒れた路。出口で見たら侵入禁止に。(アラアラ・・)
9時間かけて小屋に到着、宿泊手続きをしようとすると、
まず一声、「予約してなきゃ駄目だよ」「降りられるなら降りて」「部屋も一杯だし食事もまた用意しなきゃ」
何もいわずに「お願いします」と言葉を飲み込みましたが、とても悲しかったです。皆山が好き、山小屋が好きで、やって来るのに。(宿泊客は19人程でした)
翌日、降りるだけ、バスの時刻も気にしなくて済むので、楽ちん。雲取山頂で富士山とご対面して、連なる山並みを堪能したら、三条の湯へ。
お風呂は12時から、なのでそのまま丹波目指して通過、6時間かけて駐車場に到着しました。(06/02.03)
ZIOめも一大転機を迎え、旅そのものを味わえる身分に成りまして、その手始めに近江八幡に休暇村を利用して行く事に
ならば、ついでに伊吹山に登る事に.
で、今話題の高速割引を利用して、まずは一路琵琶湖目指して東名をひた走り。
養老PAで仮眠、関が原ICを1500円で通過する至福を味わって6時半頃三宮神社登山口に到着。
早い為か駐車場の車は自分のだけ。(下りてきたらフロントガラスに1000円の請求書、無人のBOXに入れてきたけど、この金額、東京まで帰れるよ!)
天気も良いし気分爽快、早速登山開始。花の伊吹と言われる山、果たしてどんな花が迎えてくれるか楽しみである。
まず目に付くのがオドリコソウの群落、白と薄赤紫の花が愛しげでした。更にタチツボスミレ、ハクサンハタザオ、ウマノアシガタ等々と立ち現れ、
約四時間の登り行程を苦と感じさせないよき路でした。
ただ、頂上の雰囲気には幻滅、でも挨拶代わりにお茶して見たらコーヒーが美味かった。
早々に周回路へ。ここでニリンソウの群落、それも各所で幸せな遭遇、有頂天に成ってしまいました。
そして熱心に花を撮影していた方(shunさん)と暫しのご一緒、色々と教えていただき愉快な気分に。
そのためニリンソウの中で白のハーモニー奏でているサンカヨウにホソバノアマナに会えました。
エンレイソウにも、ネコノメソウ(アカヒダボタンとか)
今回は展望は春霞の所為もあり薄っすら御岳が見える程度、濃郷白山確認して興味はすぐ花に移行、花三昧の山行と相成りました。(05/18)
伊吹山 ウマノアシガタ サンカヨウ
ニリンソウ ホソバノアマナ
友来たりて山に行こうと言う。さて何処の山に?連休中はお預けだったので文句無くGOサイン。
最初日光の山の予定からだんだん北上、会津のとっかかり七ヶ岳に決定。
好天、日が長いと言う事で少々ロングコースでもこなせるだろうと踏んでの出発。
下岳登山口に6時半過ぎに到着、きょうはここに車を置いて、護摩滝口まで林道歩きで20分程引き返す。
これまで、つり人の車以外登山者の気配無し。ここで、ちょっと悪い予感が。
山開き前の会津の山は手強い(因みに今年は6/14)事は、一昨年の会津朝日(5/13)で思い知らされているのに。
始めは道が荒れているな位の感覚も、沢に降りてからはルート探しに四苦八苦、水濡れを気にせずガンガン遡行するのが正解だったのだけれど、
飛び石を伝い、巻き道を捜した為、行ったり来たりを繰り返してしまう。
なんと二時間半の行程を五時間掛けてしまう事に。七ヶ岳を少々甘く見ていたかも。(反省)
ただ、護摩滝はたのしい滝でありました。
尾根に出ると突然展望が開け大感激、目指すピークも目前に。山頂は我々だけ、早速、ブカブカの靴、靴下干しの場と相成りはてました。
時間が押していたので、早々に下岳を目指す事に。この後、快適な縦走路のはずが、そうはギッチョンチョン、悪戦苦闘の連続でありました。
まず笹が道を隠し、更に残雪が道を寸断、夏道と冬道が交差して解かりづらい事この上なし。
そんな中、なんとか4時半に車のある下岳口に到着、全行程9時間のタフな一日でありました。
最後に、「タムシバ」とても綺麗で印象的でした。(05/10)
また、また、亦、ネット情報、
上野原の坪山でヒカゲツツジがそろそろ見頃とか。
団体さんがやって来る前に行こうと朝4時起きで出発。
心配をしていた駐車場の件も鶴川沿いの空き地が利用でき問題解決、天気も曇天から陽射し出始めた7時過ぎ西コースを登山開始。
まず姿を見せ始めたのがイワウチ、ついでヒカゲツツジもちらほら。
なんか画にならないなあ~とヘボのボヤキを吐きつつ高度を上げると、いい感じに。
ミツバツツジも花の競演、常連さんに言わせれば「今年は花のつきが悪い」とか、なれど期待に違わぬものがありました。
頂上では富士山にもお目にかかれ、三頭山を眺めながらのコーヒータイム。
賑やかな人の声が聞こえ始めたのを機に下りる事に。
頂上がパサパサだったのが気がかりに、山火事が多いのも肯けました。そう言えば帰路に立ち寄った奥多摩湖の水位も非常に低かった気がします。
その奥多摩湖では桜見物を。
湖を見下ろす桜がよく映え、中々のものでした。
カモシカ君にも遭遇し、更に気分を良くし、渋滞前の圏央道をひた走って帰ってきました。(04/12)
里の桜開花情報とともに、カタクリの開花の便りも、あっちこっちに。
それに乗ってしまうのがZIO、早速4日(土)近場、柏の逆井の群生地に。
ちょうど、見頃、撮り頃で、愉しんできました。
ただ、これだけでは、如何にも物足りない。
そこで翌5日(日)、去年(2/17)ザゼンソウを捜しに行った折、見つけた栃木、小川町(現在那珂川町)のカタクリ山へ。
東北道を一路北上、カタクリの名所三毳山を横目に見て上河内SAに、そこから出て三和神社前の駐車場へ。
去年はただの空き地で無料だったけれど、シーズンは金500円也。
予想通り見事なカタクリの群生地、雑木林の斜面を紫に染めている。早速、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるで撮りまくってしまいました。
他にもミズバショウ、ニリンソウ、ショウジョウバカマ、ヨゴレネコノメ‥愉しませてくれました
次に近くの観音寺のしだれ桜の古木を観賞、途中岩屋古墳等を見学しながら、さらに馬頭広重美術館へ。
その後、隣の曹洞宗のお寺、乾徳寺へ。
ここがきょうの掘り出し物といった感じで、ここでもカタクリもニリンソウもミズバショウもヨゴレネコノメソウにお目にかかれ得した気分に。
総じて、カタクリ探訪、カタクリ三昧の二日間でありました。(04/04.05)
逆井
カタクリ山
今回もネット情報で山行を決定!
奥多摩、御岳山の尾根のひとつ、「鉄五郎新道」でイワウチワが見頃とか。
ちょうど友人も来ていたので三人で花見物のハイキングに出かける事に。
コースは寸庭ー金毘羅神社ー広沢山大塚山ー大楢峠ー城山ー寸庭の周回コースに。
御岳山は何度か来ているのだがケーブルを使わず下から登るのは始めて、興味津々、始めの取っ付きで山葵田に迷い込んだりして、はしゃいでしまう。
成る程、素敵な群落、可憐なだけに、その存在の危うさも同時に感じてしまいます。
イワウチワを堪能したらもう一登り、広沢山への道は結構タフ、大汗を掻かされました。
そこでコーヒータイム。風が冷たくコンデスミルク入りの熱々甘々コーヒーは格別のご馳走でした。
でも、寒くてそうそうに退散、御岳神社をパスして大楢峠へ。城山で昼食、一気に下ってきました。
カタクリはもう一息でしたがハナネコノメが残っていて、やはり幸せな一日でした。(03/29)
今年は暖冬のようで、ネットサーフィンをしていると早春の花の話題がチラホラ
秩父小鹿野の節分草が見頃とか。
何処の山と、からめようかな等と晩酌しているうちに旅仕度しないままグズグズに。
その様を朝まで引き摺り、朝発ちを断念。でも窓から差し込む日差しに即されて10時過ぎにご出立。
そんなていたらくなので関越を走りながらも、行き先が二転三転、節分草は渋滞に嵌まりそうでパス
父不見山がいいかな、稲含山もいいかも、途中の長厳寺の摩崖仏に魅かれて、稲含山に決定!
まず長厳寺へ。石段を登って行くと不意に陽射しを浴びた摩崖仏が。近寄ってみると意外と大きく、その存在感に感服、
どのショットがベストかなとカメラアングルを愉しんで、さて、いざ山に。
途中の道々、雪が残っていて慎重に車を進める。
梅ノ木入地区の山に張り付いた山村に感動的しながら登山口へ。
北側斜面の為、雪が残っており暖冬と高をくくり軽アイゼンを持参しなかった事を反省。
この山、信仰の山、為に地元の人によって道がよく整備され、簡単に頂上に。
360度の展望はなかなかなもの。遅かった分、曇ってしまって遠望は得られなかったものの、上州の山並みが一望でき、花とは無縁であったけど、
やはり満足、満足。
ツツジの季節とか、粥占いの神事の時とか、亦来てみたいものです。(02/22)
めげずにテレマークスキーの練習をと、緩斜面が多い玉原スキー場へ行くことに。
勿論、山登りも念頭にワカンを持参。
天気は想像以上の好天、これは朝一番、登るきゃない、ワカンを背にリフトに乗り込む。
目指すは鹿俣山。ゲレンデをはずれてブナ林に突入、ブナの大木の脇にスキーを突き刺し一応GPSにポイント登録しワカンに履き替える。
雪面にしっかりとトレースがあり、難なく頂上へ。
期待以上の大展望に昂奮。左手に雪を頂いた武尊・剣が峰を仰ぎ、右手に白く輝く谷川連峰が、中央は浅間山が堂々と鎮座。
更に眼を転ずれば、赤城山、子持山、榛名、妙義が、そして赤城と子持山の間に富士山が頭を出しているではありませんか。
風は凪、絶好のコーヒータイム。下のゲレンデは賑やかなるも、ココは我らだけ。踏み痕あるも今は我らが独り占め。
砂糖たっぷり、ミルクたっぷりのウイスキー入りのホットコーヒーは最高!至福の時でありました。
10年前、7月ブナ林を愛でに登った時の印象とは全然別物でした。
山の言い尽くせぬ素晴らしさを十二分に堪能した後、下山。
圧雪したゲレンデで尻をしたたか打ちつけながら、15本程滑って、渋滞を避け、早めの帰路につきました。(01/25)
鹿俣山 武尊・剣が峰 谷川岳
頂上で一服 赤城山 子持山 富士山(?)
浅間山 至仏山 越後の山々
晴天の連休、雪踏みに赤城か榛名辺りに行きたいところ、晩酌が楽ちんベクトルに急展開、寝床でグズグズ、8時の起床に。
山の携帯食用に買った菓子パンをかじりながら窓の外を見ると空は青空、太陽燦々、予想通りとはいえ、後悔の念。
今更、今から行ける所は?筑波山!という訳で、つくばエクスプレスにも乗って見たいし、と10時過ぎに出発、電車でGO!
11:35分頃つくば駅に到着する。早い!と感嘆するのも束の間、つくば山接続バスは行ったばかり、13時まで無し。無計画性のツケを露呈。
しゃぁ~ない、滅多に乗らないタクシーを利用、金6150円也、愕然!(近道として使ったつくば道がなかなかいいことを発見)
これで昼飯は行動食で間に合わせる事に。もちろん、ケーブルカーもロープウエイもご法度。そう言えば登り下り歩くのは始めてかも。
「ガマの油売り」に見送られてスタート、中継点でケーブルカーのすれ違いを見て、大賑わいの山頂へ。
展望は遠望が利かず、ちょいと残念。でも霧氷(?)がとても綺麗でした。
教訓!やはり、行動を起こせば、ご褒美はあるもの、考えあぐねないでまず一歩を、大切ですね。
今度は、つつじが丘で直通バスに乗り帰路に。6時過ぎには食卓の人となっていました。(01/12)
2009年登り始めは、此処のところ常連化している、菅平、峰の原のペンションから根子岳へ。
懲りもせず、テレマーカー気取りで根子岳を目指す。
下手は百も承知、前日ゲレンデで練習して臨んだのだけれど、結果は散々、転げながら降りてきたというのが実感でした。
なれど、御褒美も。
お天気に恵まれ、大展望、まず目に付いたのが噴煙を上げる浅間山、そしてすこし眼を転ずると山越し(湯の丸高原)に富士山を確認
およそ135㌔㍍さきの遠望に、いままで、ここから見た事が無かったので、ちょいと感激。
90度目を転ずれば、眼前に北アルプスの白き峰峰、そして北信五岳が広がっている様は、やはり筆舌に表しきれない素晴らしい風景でした。
避難小屋でコーヒータイムをとり下山、笑い話になると思うけれど、ゴルフ場のパウダーが一番楽しかったです。
帰りは須坂側に下り「ゆっくらんど」で温泉に浸かって帰ってきました。(01/03.04)
根子岳と四阿山
富士山 槍と穂高 北信五岳
浅間山