2003年直線上に配置

2000年

昨年、早々にスタットレスタイヤに履き替えて、どんどん雪国にでかけるぞ!と考えていたのに、案に相違して、未だ一回。
トホホ・・・状態であります。
では、全くなしかというと、ぎっちょんちょん、出かけました。
京都、奈良方面へ。
実は、祥伝社刊「宮大工と歩く千年の古寺」にくすぐられて、
京都、奈良の県境をウロウロ。
「建物の美しさは゛軒反り゛にあり」という訳で、双眼鏡を片手に、必死に見て参りました。
最初の日は、東寺~平等院~醍醐寺へ。
上醍醐への道は、結構なハイキングをさしてもらいました。
次の日は、円成寺~岩船寺~浄瑠璃寺~海住山寺。
いわば、塔三昧、の旅と相成りました。

今年の初山登り、雲取山に行ってきました。
実は、この山、22年位前、下の子が3歳頃、
親子4人でトライした思い出の山であります。
その折は三峰口から入山、雲取山荘までは、
たどり着いたのですが、台風が接近、已む無く登頂を断念、
あわてて、下の子を背負子に入れて、
必死に下山した、いわくある山なのです。
今回は三条の湯から入山、好天に恵まれ、
山頂付近はまだかなりの雪が残っていたけれど、
快適な山行を楽しむ事ができました。
富士山の展望、南アルプスの展望を満喫して参りました。(3/30)

今年は、是非、見に行こうと思っていた、印旛村にある
吉高の大桜を見に行ってきました。
まだ五分咲き程度でしたが、
堂々たる姿に感動、雨の中、
立ち尽くしてしまいました。
須藤さんのお家の畑の中にある桜、
縁側に腰掛けて、おじいちゃんが、言ってました。「今年はNHKは来るし、大変だ!」(04/12)
下界はそろそろ葉桜なる頃山の桜はどうかな?と、
まずは、桜の名所、生籐山を目指して、武蔵野線の始発に飛び乗る。
西国分寺乗換えで上野原へ。
7時半石楯尾神社着、直ぐ生籐山に向かって登り始める。残念ながら開花までに10日程早過ぎたみたい。
さて、それからが長丁場、
生籐山~茅丸~醍醐丸~和田峠
陣馬山~景信山~城山~高尾山

20数キロ、8時間の行程、ケーブル駅到着、16時半、さすがに、歩いて降りる気にはなりませんでした。
一丁平の桜も、もう少しと言ったところ、「再挑戦」しようかなぁ~。(04/13)
桜、
をもう一度、
という訳で、寄り道をして、山梨の神代桜を見てきました。
1800年余り経て尚、可憐な花を付ける壮大さに、合掌!
今年はニュースで報じられていたように、樹医の手が入ったようで、今の痛々しい姿も、数年後には花で覆われるかもしれませんね。
それにしても、前がチューリップ畑になっているとは思いもよりませんでした。
でも、誰かさんが言ってました。「この花は、神代桜にお供えされた花だよ」って。いかにも、いかにも。来年は、いよいよ、薄墨桜かな。(4/20)
先々週、早すぎた生籐山が気になりリベンジ、なれど、気が変わり、反対方向(笹尾根方向)に行ってみる事に。
熊倉山までの道のりは、たおやかで、静かで、大正解に。
山は新緑に溢れ、山桜が彩を加え、富士山を見晴るかし、足下には、スミレがチゴユリが・・心を柔らかくしてくれ、
それはそれは、心和む山遊びをさせてもらいました。(04/29)

ヒメサユリを見てきました。
場所は南会津の南郷村高清水自然公園。
咲き始め、という物足りなさがあったものの、一方で、散り残りの無残さがなく、すっきりとした美しさを愛でる事が出来、シーズン前の静けと相まって、絶滅危惧種であるヒメサユリを、じっくり、堪能して参りました。
実は、新潟の下田村の方を覗いてみようと思っていたのですが、そちらのは既に花期は過ぎているとの事。
3週間は違うようですね。
近くには、宮床湿原や駒止湿原もあり
草花ウオッチングには、飽くことなく愉しませてくれる所ではあります。(6/15)
梅雨の晴れ間を縫って蓼科山に登ってきました。
女の神茶屋口から、およそ2時間半、
花を愛でながらの楽しい山行となりました。
レンゲツツジ、マイズルソウ、イワカガミ、ツマトリソウ、等など。
天気には恵まれたのですが、展望はいまひとつ、赤岳がかすかに見える程度で、蓼科山の売りである360度展望を愉しむことは出来ませんでした。
風も無く、頂上で朝、兼昼食を楽しんで、下山。
将軍平から天祥寺原を経て竜源橋へ、途中のカラマツの新緑の美しさを堪能しながらの、かつ静かな登山ができました。
今回、さらに嬉しかったのは、ビーナスラインの反対側のすずらん峠がレンゲツツジで朱に染まっていたことです。下山後の痛い足を引き摺ってやって来ると、そこはパラダイス。
人もちらほら、独り占めの感。
写真を取りまくり、シートを敷いてコーヒータイム。
レンゲツツジ越しに、さっき登ってきた蓼科山の雄大な姿を眺めながらの珈琲は、格別に美味しゅうございました。(06/22)
千曲川をはさんで、八ケ岳、蓼科山と対峙する佐久の山、御座山に行ってきました。
関越、本庄・児玉からぶどう峠を経て、信州側へ。
ぶどう峠からの両神山、八丁峠、二子山と続く秩父の山並みが見事。
見とれながら、佐久と秩父、そして峠とくれば、想起するものは、あの「秩父事件」。困民党の筵旗に物悲しい想いをはせてしまいました。
そいいえば、帰路の話。
八千穂村の「奥村土牛」美術館に行く途中に秩父事件本陣跡を見かけ、またまた、ドキッとしてしまいました。
話を戻して、山麓の長者の森キャンプ場で幕営、なかなか綺麗でしたよ。
翌朝、白石口から登山、目指すは展望とシャクナゲ。
が、しかし...。シャクナゲは2週間程遅く(6月中旬位)、展望はご覧の通り、乳白色の世界、お茶しながら一時間程ねばって下山。
ところが、その後晴れ、下からピークを望めるほど、ちょっと悔しい登山でした(06/29)
夏の前哨戦、足慣らしに、ひとつぐらい登っておかなくてはと、梅雨の合間に越後駒ガ岳へ。
雨、覚悟の登山も意外や意外、お日様まで顔をだしてくれて、「あな、うれしや!」。
もっとも、その前線の停滞のおかげで、九州は豪雨との事、クワバラクワバラ、複雑な心境ではあります。
花を愛でながらの5時間の行程、しんどいながらも、楽しめました。
残雪がかなりあり、雪解けの遅れのためか、タムシバが咲き残っていました。そして、イワカガミも。
下のほうは、シモツケソウが咲き始め、その他カラマツソウ、ニガナ、シロバナニガナ、ミネズオウ等に会うことができました。中でも、ヒメシャガの可憐さに感動、今回一押しの花でした。
高度を上げ、頂上近くの草原では、ニッコウキスゲ、ウラジロヨウラクを散見。
頂上直下の雪渓脇には、ショウジョウバカマ、頂上には、シャクナゲがまだ花を付けていました。
ところで、肝心の展望はやはり、「お生憎様」でしたが、一瞬の雲間に見えた八海山、中の岳は印象的でした。
避難小屋は快適、水はもじどうりの雪解け水、それを小屋傍で自由に使えるだから、嬉しい限りです。
翌日、雨に追い立てられての、駆け足下山となりました。
そして温泉、湯之谷村「ユピオ」、結構でした。(07/21
今年のは、好天の続かない夏でした(!?)ネェ。
 …まだ、終わってないか…
年間で、唯一、大縦走できる、このチャンス、逃してなるものか、と12日目一杯頑張って、翌13日午前3時、ガバッと起きて中央道をひた走り。
阿房トンネルを抜け、新穂高に7時半着、でも、な、なんと駐車場はほとんど満車、辛うじてはっじこに停めて、いざ出発。
天気予報では、晴れは今日のみ、との事。
されば、槍平までの予定を変更、笠新道をたどって、一挙に笠ガ岳へ。
午前中日差しもあり、槍は穂先をちょっと見せ、奥穂は雲の中ながら、南岳からの大キレットを、はっきり望め、苦しいながらも、楽しい登りとなりました。
更に、花がまっ盛り。花を愛でながらの、駐車場から小屋まで9時間のアルバイトでした。
小屋に着く頃にはガスが出、あの特徴ある笠ガ岳のピークを、なかなか遠望出来なかったけれど、稜線で雷鳥とご対面、北アルプスを実感したしだい。
その後も、二度程遭遇、特に、雷鳥が羽ばたいて、その夏毛のしたに、真っ白な冬毛を隠し持っているのを垣間見た時は、感動しました。
そんなこんなで、5時頃、小屋に到着、夕食にありつく。左程、混んでなくて、まずまずでありました。
翌日は一日雨。ひたすらの歩きの一日でした。
まず、朝飯前にピークを踏んで、その後、ゆっくり珈琲タイム。
それから、まずは双六を目指して、峰から峰へ。槍、穂高の展望を得られず残念。
でも、時折、黒部五郎が、鷲羽が、水晶が姿を現し、心を和ませてくれました。
1時ごろ双六小屋に着いた頃には、本降り、コンロを出す元気も失せ、あつあつうどんを頼み啜り込む。
そして、黒部五郎小屋を目指して、早々に出発。靴は既にグショグショ。
ひたすら歩いて小屋に5時過ぎ、今日も10時間の行程でした。
でも、雨にもかかわらず、小屋は満員、驚いてしまいました。静かだったら、もっと好印象なのに。
ここは、折立から高天原に回るコースの一部として人気が高いらしい。
布団三枚に四人、この時期、まあまあか。
更に翌日、今日も朝飯前に黒部五郎岳へ。展望は全く無し。証拠写真を撮って早々に退散。
カールの風景を目で端折り、小屋に戻って、即席ラーメンの朝食。
小屋は潮が引いたような静けさ。
雨が降り、気が急いているにせよ、なんと山に入ってまで画一的な事。
そして、双六~鏡平~わさび平と一気に下山。
振り返った雲間の黒部五郎岳が印象的でした。きょうは12時間歩いた事になるかな。
わさび平小屋は風呂があって、空いていて、感じが良くて、一番でした。
やぁ~、驚きました。
紅葉の雨飾山、人出は予想はしていたのだけれどこれ程とは!!(10/12)
頂上直下の登山道は、人、人、人。
30分弱の行程を、1時間以上の大渋滞、初めての経験でした。
でも、宣なるかな。見事な紅葉でした。
錦繍、その表現が決して大袈裟でない山々。筆舌には尽くせないとは、この事かも。大満足でした。
展望は白馬方面は雲がかかっていたけれど、妙高、火打が堂々たる姿を見せ、高妻・乙妻が、次はこちらと呼んでいるよう。そして姫川の河口が望め、日本海を見ることが出来たのは、なによりでした。
聞くところによると、雨飾は年中、ガスっていて、なかなか日本海を望む事が難しいらしいです。
それと、今回帰路とした、乙見山峠を通る妙高小谷林道が素晴らしかったです。次から次と現れる万華鏡の様な景色に、興奮しっぱなしでした。
更に耳寄り情報。道の駅「小谷」は温泉併設、駐車場24時間開放なので、食事して、風呂は入って、車中泊は賢いかも。
勿論、下山後、奉納温泉にお泊り。
紅葉前線を追いかけて、という訳でもないけれど、上州の荒船山に行ってきました。
丁度、いい感じでありました。
今回は珍しく、新幹線で佐久平まで(実は某山岳会の紅葉山行に便乗させてもらった結果なのですが)。
朝のお弁当を食べる間も無く、着いてしまうのには、今更ながら驚いてしまいました。
内山峠を出る頃はガスっていて、ちょっと、がっかりした気分で登り始めたのですが、山は紅葉真っ盛り、楽しくないはずはありません。雨飾を見てきたばかりなので、目が贅沢になっているのは確かですが。
トモ岩での展望は爽快!!。
北アルプスは望めなかったものの、眼前に浅間山があり、目を転ずれば妙義の山々、その奥に榛名の山、痛快!快哉!
やはり、結局、晴れてなんぼの世界ですね、山は。
紅葉を充分に堪能しながら、相沢口に下山、「荒船の湯」に浸かり、心置きなく、ビールを味わって、車中の人となったのでありました。
満足、満足。幹事さん、ありがとうございました。(10/26)
1月の連休は、ちょっと贅沢に、遠出してきました。恵那山に!
土曜の午後立ちで、飯田泊。いつもの車中泊と思ったのですが、今秋一番の冷え込み。日和ってシティホテルへ。
5時半起きで最短の広河原コースへ。すでに10台程先客有。
天気は上々。逸る気持ちを抑えながら登山開始。最初は急登、登りっぱなしの道でしたが、道がしっかりしていて安心、途中から展望を楽しめるなかなかいいルートでした。
今回は、まず、南アルプス眼前に広がり甲斐駒から光岳まで勢ぞろい
そして聖の肩越しに富士が。
更に目を転ずれば、中央アルプスが神坂峠越しに、更に左に転ずると、御嶽山と乗鞍が、そしてその奥に、雪を抱いた槍、穂高が輝いていました。誠に贅沢な一日でありました。
もちろん、下山後昼神温泉へ。
翌日、木曾街道をたどりながらの帰千となりました。(11/23.24)